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『腰を回せ』は正解か?

 前回、声かけについて話始めた訳ですが、伝わり易くしようとすることで弊害といいますか、ちょっとした問題も出てくるわけです。
表題の『腰を回せ』は正解ではあります。皆さんが腰を回せと言われれば、腰を捻ろうとするからイメージも共有できていて指示の出し方としては間違ってないですよね。ただし、実際に腰は回せるかという事実確認が必要になるわけです。(本当か?🤣)
 一般的に腰は腰椎という背骨や骨盤とそれらにつく筋肉で作られている部分です。どこで回すのか考えてみるとあまり腰では回せません。これは構造上の問題です。背骨の可動性を確認すると首の頚椎が1番回しやすく、胸の胸椎、腰の腰椎と回旋の可動域は下になるほど低下します。そして反対に下になるほど安定性は高くなります。土台をしっかりさせて上で動かすためですね。そうすると腰を回すためにどんなことが身体で行われているかというと、もちろん腰を回そう、捻ろうとしてますが動きを出すのは胸の胸椎を回旋させ、併せて股関節の内・外旋を利用してます。大まかに言うと。
 結果的に皆さんが同じイメージを持っていて間違っていないことになぜ私がひっかかっているかと言うと(笑)実際にできることであればイメージしながらやることは良いと思います。ただ、不可能に近いことを無理してやろうとすればリスクは高いということです。先に説明したことが頭にあってゴルフをするのと、腰は回すものだと思ってやるのでは大きな違いがあります。プレー自体に力みが出るだけならまだましですが、それが元で腰や他の部分にケガを負うかもしれません。トレーナーやコーチの声かけの内容が一般的になり、そのイメージ先行が回り回って問題になっていると私は感じています。(開きが早いとか、母趾球で蹴ろとか…)
以前のダイエットという言葉がひとり歩きしていることに近いですが、世の中の流れと言いますか、色々と難しいですね❗

 次回は『走るときはつま先で』の予定です😅

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