東京オリンピック2020も残りわずかとなりました。やっぱりスポーツは良いなと思います。そして、スポーツに関わる人間として、オリンピックがあって良かったと思います。

ただ、今回のオリンピックではコロナ禍ということもあり、開催をするべきではないという意見もありました。いや、まだあるでしょう。オリンピックがコロナ感染を拡大させ、医療がひっ迫を起こすと考えることが反対の大きな理由でしょう。どっかの国会議員さんも「今すぐやめてください！」って言ってました。しかし、冷静に考えれば、選手はもちろん関係者であれば、コロナに感染してしまえば競技に参加できなくなる可能性が高く、細心の注意を払っていたはずです。闇雲に感染拡大を助長するようなことはしないはずです。(絶対ではないですけど)大部分の選手のコメントを聞けば、自分たちの行動に責任を持っていることがわかると思います。オリンピックに参加する権利を得るために義務を果たしているから、責任のある行動をしていると思います。もちろん、人が集まる機会が増えてしまうことは、一定のリスクを増やしてしまいますが、対策せずの無責任なものではありません。

それではなぜ、オリンピックが目の敵にされるのでしょうか？やはりこれは、特別扱いされているという妬みに近い感情だと思います。飲食店は未だに制限があり、苦しい。音楽イベントなどは中止されている。お祭りはダメ、帰省もダメ。それなのにオリンピックはやりますという不平等感がスポーツに興味のない方にとっては納得いかないことでしょう。生活が苦しいのに、スポーツで盛り上がれない。オリンピックが稼ぎ時だったのに、それもできない。税金使うなら違い使い方がある。等々、もっともな意見だと思います。しかし、オリンピックを目指すアスリートに非があるわけではありません。

緊急事態宣言などが出されていて、それに伴う補助などもありますが、国民が納得していないことが何かにつけて噛みつく機会を伺っている状態にしてしまっていると思います。それでオリンピックを目の敵にしているように感じます。田舎者の私が普段の東京や都心の状況を見ると「こんなに人いるんだ」と思うような状況で市中感染もありそうなのに。

これだけ、感染している人がいるのだから感染の傾向や重症化のポイントもわかってきているはずです。なぜ、そういた情報は出さずに感染した人の数やワクチン接種の進み具合ばかり報道するのでしょうか？本当に飲食店から感染が広まっているのか、駅や電車は安全なのか、地方での感染はどこからきているのか、現時点での有用な情報が必要だと思います。県境を越えてはいけないのであればロックダウンするべきと思われます。

行動変容を促すのであれば、納得するだけの理由が必要になります。権利を主張するのであれば、義務を果たす必要があります。今の緊急事態宣言は狼少年のようなものです。公園で飲みながら「コロナより飲みたい、遊びたい」と平気で言っているのであれば、感染しても治療はしなくていい制度(隔離、監禁)くらいの強制力がなければ誰も気を付けないと思います。映画でよくありますよね、ゾンビになったら殺してくれみたいなの。コロナに対して、政府も国民も権利ばかり主張して、義務は知らないという考え方の人が多いと思います。新しい生活様式ってどこいったんでしょうね。ワクチン打たないと言ってる人はフリーザ見て、俺は戦わないぞと言ったヤムチャと同じです。(炎上案件だな)

オリンピックはコロナ感染を拡げたとは私は思いません。人々の責任転嫁でそう言われているだけだと思います。今回のオリンピックでオリンピックの在り方については再考の余地があるとは思います。(金儲け主義、アメリカ向けの時間設定、SNS関連の誹謗中傷、トランスジェンダーの問題等々)もっと単純にスポーツを楽しみたいとは思いました。スケートボード競技の若者の取り組み方を古い人間は見て学ぶべきだと思いました。そして、柔道や空手の礼儀は次の世代にも伝えるべきことと思います。そして、パラリンピックの選手の方々には心ない声に負けず、やりきって欲しいと思います。

…いつも以上に愚痴でした。