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多様性を考える

大坂なおみ選手が全仏を棄権するというニュースを聞いて、やはりそうかと思いました。精神的に決して強くない印象がありながら、4大大会で勝っていける、勝ってしまう強さはまさに双極的だと思っていたので、驚きはありませんでした。彼女の優しさは明らかです。全米でブーイングされての優勝コメントは、そりゃ泣くわです。そして、会見では本当に意地悪な質問も多いみたいで、拒否りたくなるのもわかります。彼女が今回の一件でテニス会に一石を投じたのは間違いないと思います。今流行りの『多様性』ってのに乗って。

しかし、スポーツ選手、スポーツチームとして良い対応だったかというとどうでしょうか?プロのスポーツ選手の中でもトップクラスのスポンサーがついていて、1人の選手というより、チームとして活躍している中で、個人的な意見をSNSで発表した後で周囲を巻き込んでから、経緯の説明をするというのはちょっと、まずかったような気がします。追放などという言葉が出たことで批判の矛先が変わっています。対立することはなく、もっとスマートに収束できたのではないでしょうか。(うつ病の人にこんなことを直接言ってはいけません)

大阪選手には早く回復してもらい、テニスプレイヤーを続けて欲しいと思います。キャラクターも多くの人に愛されているし、プレーでも元気を与えられる選手だと思うので。

前置きが長くなりましたが、『多様性』『ダイバーシティ』は同じ意味合いで使われています。生物が生き残るため、様々な進化を遂げ、多様性を獲得したって感じで使われていたのが、少しずつ変わっています。ダイバーシティは会社経営などでよく使われて、働き方改革や育休など仕事のやり方の多様性を示しているように感じます。また、ニューロ・ダイバーシティというと精神疾患などを持っている人を多様性のひとつとして受け入れようという活動から、うつ病などの理解を深める言葉として多様性が使われていると思います。(ブログ全体として、個人的な見解です。正しいとは言ってません。あしからず)

そして、近年良く耳にするSDGsの中にも多様性が出てきます。

色々、探すとキリがないのでこのくらいにしますが、今回私が言いたいことは多様性を主張する方法を良く考えなければいけないのではないかということです。特に日本は学校には制服があって、変わり者はいじめられる社会です。出る杭は打たれるなんてことわざが良く当てはまると思いませんか?

国会議員に反発して、声をあげるLGBTの気持ちも理解できます。ただ、「私たちの主張を通して欲しい」と言われて、ハイそうですねとすることが出来ないことも理解していくことが本当の意味での多様性ではないでしょうか?

私はヒゲが濃いのですが、会社勤めでは仕事なんだからヒゲ剃って来いと良く言われました。剃って来てても😅だから、キレイに整えて、ヒゲがあっても良い風貌を模索しました。それでも、ルールだからの一点張りでヒゲを剃るように指示されました。もちろん、お客さんの中でも、いいねと言ってくれる方もいましたが、なんでヒゲ生やしてるの?と否定的な方もいました。ちっぽけな話で申し訳ないのですが、このあたりも多様性です。私の主張はヒゲを剃ってもすぐ生えるので、あっても不快にならないように整えさせてください。というものでしたが、受け入れられませんでした。会社にいるためにヒゲは剃って行きました。良くある話です。しかし、多様性の波に乗って、そのうちヒゲを認められるようになるはずです。時間はかかるでしょうが。

今回の大阪選手の件でも、うつ病というワードで批判の対象が変わったのですが、批判や非難をするために多様性を用いるのはどうかと思います。お互いに認め合うことが必要なはずです。トレーニングも型にはめて行うのではなく、そのトレーニングをする個人を見て、考えなければいけないのですから。変なトレーニング🤣と思っていたものが、トレンドになるのは良くあることです。

 

誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ

みんなの願いは同時には叶わない      by 宇多田ヒカル

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